Archive for the ‘相続全般’ Category
相続Q&A 427 遺留分制度の見直し
Q427
法改正された遺留分制度について教えてください。
A427
遺留分を侵害された者は、遺贈や贈与を受けた者に対し、遺留分侵害額に相当する金銭の請求をすることができるようになりました。
また、遺贈や贈与を受けた者が金銭を直ちに準備することができない場合には、裁判所に対し、支払期限の猶予を求めることができます。
相続Q&A 426 自筆証書遺言の方式緩和
Q426
法改正で自筆証書遺言の方式が緩和されたと聞いたのですが、具体的にどのように変わったのでしょうか?
A426
法務局で保管が可能になるなど、いくつか変更点があります。
代表的なものを記載いたします。
・案文は自筆(改正前から変更なし)
・財産目録はワープロやパソコンでの作成も可能 ※全ページに署名・押印が必要。
・法務局で保管されていた自筆証書遺言は、遺言者の死後検認手続きが不要。 など
法務局で遺言の内容が審査されるわけではないので、不備がある遺言書が作成される可能性があります。
相続Q&A 422 離婚した配偶者の相続分
Q422
先日、父が亡くなりました。
父は5年前に離婚をしていたのですが、離婚をした配偶者は相続人となるのでしょうか?
A422
離婚をした配偶者は、相続人とはなりません。
なお、離婚をした配偶者が亡くなった場合、その子(ご相談者様)は、その相続人となります。
相続Q&A 420 法定相続情報と戸籍
Q420
法定相続情報を作成する場合、どのような戸籍が必要となりますか?
A420
法定相続情報を作成する場合、
①被相続人の出生から死亡までの全戸籍・除籍
②相続人の現在戸籍
が必要となります。
なお、事案に応じて必要となる戸籍は変わりますので、ご心配な方は必ず専門家までご相談ください。
相続Q&A 419 ゆうちょ銀行の相続手続き①
Q419
ゆうちょ銀行の相続手続きは、まず何からすれば良いのですか?
A419
ゆうちょ銀行の相続手続きは、まずゆうちょ銀行の窓口へ相続確認票を提出することから始めます。
ゆうちょ銀行の窓口は、平日しか空いていません。
そのため、平日にご自分で動くことが難しい方は、司法書士へご依頼いただくととても楽です。
相続Q&A 417 遺贈と死因贈与契約の違い
Q417
遺贈と死因贈与契約は何が違いますか?
A417
法律行為の性質が異なります。
遺贈は、遺言者の死亡時に、財産が遺言者から受遺者(財産を受け取る人)に移転することを遺言者自らが決めます。
この移転先の決定に受遺者との意思の合致は必要ありません。
一方で死因贈与契約は、契約ですので、互いに対立する意思表示の合致によって成立します。
相続Q&A 416 死因贈与契約
Q416
死因贈与契約とはどういうものでしょうか?
A416
贈与者の死亡を条件として効力が発生する贈与契約のことをいいます。
死因贈与契約書を作成して契約を交わしても、生前贈与とは異なり、契約の時点では贈与税は課税されません。
相続Q&A 414 在日外国人の遺言
Q414
私は在日外国人なのですが、日本で遺言を遺したいです。
この場合、日本と母国どちらの国の法律が適用されるのでしょうか?
A414
遺言の成立及び効力は、その成立の当時における遺言者の本国法による(通則法37条)とされています。
相続Q&A 413 一部の遺贈放棄
Q413
叔父から全遺産の遺贈を受けたのですが、不動産だけ受け取って他の遺産は放棄したいです。
A413
包括遺贈の場合、一部の遺贈の放棄はできません。
ただし、特定遺贈で、遺贈の目的物が可分の場合には一部の放棄も可能です。
相続Q&A 411 遺贈が放棄できる期間
Q411
遺贈を放棄できる期間はいつまでですか?
A411
包括遺贈の場合は3か月以内です。特定遺贈の場合はいつでも放棄を申し立てることができます。
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