Archive for the ‘家族信託’ Category
家族信託Q&A 11
Q12
セキュリティトラストとは何ですか?
A12
担保権の設定者を委託者、担保権者を受託者、被担保債権の債権者を受益者とする担保権設定信託のことを「セキュリティトラスト」といいます。
家族信託Q&A 10
Q10
受託者が何か悪さをした場合、責任を負うことはあるのですか?
A10
受託者は無限責任を負うことになるため、非常に重い責任を負わされることになります。
そのため、安易な信託スキームの設計は禁物です。信託をお考えの場合は、必ず弊所までご相談ください。
家族信託Q&A 9
Q9
認知症対策として高齢の父が所有している不動産を息子に信託した場合、今後の不動産の運用はだれが行うことになるのですか?
A9
父(委託者)が不動産を、息子(受託者)に信託するので、信託契約締結後の不動産の管理は、すべて受託者である息子が行うこととなります。
また、不動産を賃貸して得た収益などの権利は、「受益者」に帰属します。受益者も信託契約において定める項目ですが、通常最初は委託者である父にしておくことが多いでしょう。
家族信託Q&A 8
Q8
家族信託はどのような場合に利用されることが多いのですか?
A8
家族信託は従来の生前対策を大きく補完する優れたスキームであり、以下のような場合に多く利用されています。
① 認知症対策
② 数次相続対策
③ 不動産の共有対策
家族信託Q&A 7
Q7
現金を信託する場合の注意点はありますか?
A8
現金を信託する場合、まずは受託者固有の財産と信託財産とを分別管理する必要性から、「信託口口座」を開設しなければなりません。
この場合の信託口口座の名義は「委託者○○受託者□□信託口」などのようにします。
家族信託Q&A 6
Q6
借地権は信託できるのですか?
A6
借地権についても、信託契約の中で定めれば信託することができます。しかし、賃貸人(いわゆる地主)の承諾が必要となる場合がありますので、詳細は家族信託に強い専門家へお問い合わせくださいませ。
家族信託Q&A 5
Q5
信託できる財産にはどんなものがあるのですか?
A5
信託できる財産は、不動産や現金のみならず、株式や動産、債権など多岐にわたります。信託する財産は、信託契約の中で定める必要があります。
家族信託Q&A 4
Q4
家族信託をすると、全財産を受託者が管理することになるのですか?
A4
家族信託は「契約」ですから、あくまで受託者の権限は「信託契約で定めたもの」にのみ及んでいくこととなります。
(参考条文)
信託法第26条
受託者は、信託財産に属する財産の管理又は処分及びその他の信託の目的の達成のために必要な行為をする権限を有する。ただし、信託行為によりその権限に制限を加えることを妨げない
家族信託Q&A 3
Q3
家族信託をすると不動産の登記簿はどうなるのですか?
A3
家族信託をすると、不動産の登記簿に信託したこととその内容が登記されます。
また、信託をする際に不動産の固定資産評価額の4/1000の登録免許税がかかります(土地については現状3/1000)。
家族信託Q&A 2
Q2
家族信託をすると、贈与税等はかかるのですか?
A2
家族信託をしても実際に財産の名義が移るわけではないため、贈与税や不動産取得税等の税金はかかりません。
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