相続Q&A489 相続放棄後に債権者へ支払ってしまった場合

Q490 

相続放棄後に相続債権者への支払を行った場合の評価に関する判例は?

 

A490
最高裁昭和45年6月24日判決は、相続放棄後に相続人が被相続人の債務の一部を支払ったとしても、その支払いが「相続財産を処分した」と評価できない場合には単純承認とみなされないとしました。例えば、家族関係上の事情から債権者と紛争にしたくないために任意に支払ったようなケースです。この判例により、相続放棄後の行動が直ちに承認につながるわけではないことが確認されています。

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